項目 作業項目 写真1 写真2
写真3 写真4
11−1)
設置場所
2009.10.31

この場所に橋梁を作ろうかと。
橋脚は電気配線の邪魔になるのでなし。
とは言ってもスパンは1800mmもあるし、何で作れば良いかなア〜。
どんな橋 2009.10.31

現地調査

近くの両毛線第1思川橋梁をよく見てきましょう。
如何しても第1思川橋梁ですか。
そうなんです。

[独り言]
今はなき旧橋梁の煉瓦造りの橋脚下で、命拾いしたんです。
50数年前の夏、小学3、4年の頃だったでしょうか。
橋脚の上下で2m位の落差があり「滝状で渦巻き」溺れそうに...一緒にいた現場監督に助けられましたです。
ワーレントラスは、スッキリした形ですね。
でも、見ただけでは寸法が??です。

右の写真、桁の部分は複雑でよく解りません。
撮り方が悪すぎます。
トラスの寸法は JR東日本の資料がありました。
横断図によるとトラスの1辺が10mと判明。
という事で、1辺が
10,000mm/80(縮尺)=125mmのトラスを組めばよい訳です。

でも、125mmだと割切れないので
1800mm/120mm=15スパン
という事で1辺を120mmにする事にしました。
トラスの試作および製作 2009.11.03〜04

1800mmを橋脚なしで荷重をもたすには、桁の部材は何にする?
H型の部材があれば良いのですが、見つからないし。
手持ちの銅パイプで試作する事にしました。
桁:5mmφ銅パイプ
トラス:3mmφ銅パイプ

桁は1本では荷重不足になると思い、2本抱合せにしてみました。
此れがバッチリ!!
4、5Kgではビクともしません。
トラス構造って流石に凄いですね。

いいじゃん! よオーし行けますね。
[片面]
・トラス:
3mmφ銅パイプ
120mm×30本
・上部トラス:
4mmφ銅パイプ
1700mm×2本
・桁:
5mmφ銅パイプ
1800mm×2本
てな訳で試作が本番になってしまいました。

銅パイプの切断は飽きれてきますが、1800mmの片面の出来上がりです。
2面出来たので、梁を半田付けする準備です。

トラス幅(内面):120mm

トラス面を垂直にするため、端材をクランプで固定し吊り下げた状態です。
上部の梁 2009.11.05

2面トラスに梁を半田付け
実物のトラス面の上部は、クロス構造になっていますが、半田付けが面倒なのでトラスにしました。

長さ1800mmというと流石にデカイですね。
荷重の検証 2009.11.06

4Kgの錘で確認してみる事に。
HOで4Kgもある車両はある筈もないのですが。

たわみも皆無、無茶な事をしなければ大丈夫でしょう。
塗装 2009.11.06

手持ちの濃い目のブラウンで吹き付け塗装です。

地味で目立ちませんが、現物に近い色かなア〜。
路盤の撤去 2009.11.06

直線レールS369×10本と路盤を撤去した状態です。

早く完成させないと運転出来ませんです。
橋梁仮設 2009.11.06

撤去した路盤の位置にピッタリ納まったのですが...

左側:レールがはみ出している。
右側:寸足らず。

此れくらいでしたら、大勢に影響ないでしょう。(適当ですこと)
早速、フレキシブルレールを調達しないと桁のレベルがわかりませんね。
左側
右側
レール敷設 @桁の製作

2009.11.10〜13
2009.11.10
フレキシブルレールが届きました。
早速、ユニトラックレールとのレベル差の測定。
概ね11mmですね。

それでは、高さ11mmの桁を作ってレールを敷けばいい事になります。
[材料]
・板:厚さ3mm×幅30mm
・角材:8mm□
枕木があってチョット変ですが、スラブ軌道のイメージです。 全体
接続部分(ジョイントを半田付け)
Aフレキシブルレール敷設
桁を作ってからレールを敷設しようと考えていたのですが、一体構造の方がやり易いので桁の製作と同時進行となりました。
取りあえず完成です。
右側の寸足らずの部分は、S60を継ぎ足して何とか納まりました。
左側
右側
試験走行 路盤がないせいか、実に静かですね。
金属橋梁の僅かな振動音が何とも軽やかな感じがします。

私の不得意な工作技術では、上出来かなア〜。
お勉強 HOのレールは、色々ある 今回、PECOのフレキシブルレールを使いましたが、右写真のとおり規格が違ったのです。

購入したPECOは、コード100
ユニトラックを調べてみると、コード83
こんな事も知らなくて、でも何とかなるものです。
コード番号って何! コードNoは、高さが1/1000インチ(0.0254mm)単位

・コード100:100/1000=2.54mm
・コード 83: 83/1000=2.1mm

[幅]
・コード100:1mm
・コード 83:0.8mm
縮尺的にはコード83なのでしょうが、接触面積・電気抵抗など考慮するとコード100が有利ですよね。

繋ぎ目のジョイントでは、PECOのレールの平底部分を削りましたので、手間はかかりましたが私的には頑丈なコード100を使って正解だったと思っています。
転落防止柵 何かが足りませんね。

2009.11.16〜18
それは作業用通路の転落防止柵。
ロックシップさんのを見ると絶対付けたくなりますね。

では、何で作るかです。
何故か棄てずにこんな物が..
列車検知で使用したブリッジダイオードの足の残骸でした。(1.2mmφ)

鉄道模型ってどんな物でも棄ててはダメですね。
LEDの足も機関車の手すりに使えそう。
で、こんな格好で如何でしょうか。
高さ10mm、支柱間隔20mm(本数の関係で)

[工作板]
・幅5mm×厚み2mm
・幅10mm×厚み2mm
[銅パイプ]
・2mmφ
1.6mmのFケーブルの芯線を使おうとしたのですが、曲がって真っすぐにするのが大変なので。
高さがチョイト足りなかったかなア〜。
材料の関係でしょうがない。

やっぱり柵があるとないでは、えらい違いですね。
☆鉄道模型
[ワーレントラス橋梁の製作]
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