項目 | 作業項目 | 写真1 | 写真2 |
写真3 | 写真4 | ||
6−4) DCC電流監視 |
新品が買えないこの辛さで、数十年前の年代ものの機関車が増えました。 車両特にモーターの状態およびレイアウトの状況を把握する上で目安になればと思い、以前バラで組んだメーター回路をこの際整理する事にしました。 |
DCCの電流を測定すると言っても直流ではなく、20KHz位のデジタル信号です。 普通の商用電源の交流電流計では測れませんので、ちょこっと手を入れなくてはなりません。 |
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電流計 部品取り付け |
では、何で測るかと言いますと良い物があるのです。 それは此れ「交流電流センサー」です。 200KHzの高周波まで測れるセンサーで、負荷抵抗による結合係数が絡みますが、ほぼ電流:電圧=1:1という事で電圧を電流に読み替える事が出来ます。 で、回路は簡単な此れ「3.直流電圧変換回路」です。 |
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メーターは3Vの直流電圧計で、手元にショットキダイオードがなかったので普通の整流用ダイオード4個でブリッジ整流、負荷抵抗は20KΩの可変抵抗だけです。 | |||
メーターの校正 | 目安と言えどもメーターの校正をしないとダメですね。 25Ω30Wのセメント抵抗があったので、コントローラーとレール間に25Ωの抵抗を咬ませて電圧降下をオーディオで使用する電子電圧計で測定。 [オームの法則] 10Vレンジで7.8Vという事は、 7.8V/25Ω=300mA |
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電圧=見做し電流で、 可変抵抗を調整して、300mA(0.3A)にセットしてメータの校正ができました。 |
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実電流は | レイアウトに常時流れている実電流はというと、600mAです。 結構あるようですが電車系の方向幕、客車・貨車のテール、在線検知用に改造した貨車の抵抗等など合計するとこんなものでしょう。 |
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接続状態 | クランプの穴にレールへ供給する電源線をそれぞれ逆から通すだけです。 白黒のリード線がメーターへ。 |
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走行電流 | おお飯食らいと言われる旧型モーター(天賞堂のMH−7)を積んでいるEF58ですが、はたしてどんな数値になるのでしょうか。 オーバーホール時のDC電流値は、起動時300mA〜MAX600mAでしたけど。 |
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1.1A−0.6A(常時電流)=500mA おーっと、ぴったしの数値でないの。 という事は、この見做し電流計は役に立つという事ですよね。 |
新品のプラモデルでもデコーダー損焼には手を焼きましたので、車両ごとの一覧表を作って管理する事にしましょうかねエ〜。 | ||
定位置 2010.12.XX |
メーターを大きくして、ポイント制御盤の間に取付けました。 | ||
無走行時の定電流は約800mAで、此れから増えた電流がモーターの消費電流になります。 針が1Aだったら、 1−0.8=0.2A=200mA |
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