項目 作業項目 写真1 写真2
写真3 写真4
6−2)
自動列車停止制御
[実現方法] 強制的に列車を停止させるには、電源の供給停止しかありませんね。
どうせ此処までやるからには、信号機を付けたいです。
そうなると、
@閉塞区間を設定する
A列車を検知する
Bポイントと連動させる
が、最低限必要になります。
[設計] 閉塞区間の設定
EXCELシート#1:閉塞区間
EXCELシート#2:基本回路
EXCELシート#3:全体回路図
あくまで机上での設計段階、カット&トライによる抵抗値の調整等が必要になります。
今回も「カーサロン・モリ」さんの回路を参考にさせて戴きました。
URL:↓
http://carsalonmori.net/
[電源部製作]
2009.03.30
既存の主電源は、ポイント制御用で電車区・機関区を拡張した際、配線距離が5m以上になり約18Vないとポイントが旨く動作しません。 という事は、
@12V(ポイントSW連動用)
A5V(半導体用)
の変電設備を作らねば。
DC/DCコンバータ
左:12V5A、右:5V3A
裏面

[試作]
カット&トライによる調整
上記、[設計]の全体回路図を参照
@リレーの自己保持電圧調整
抵抗値:300Ωで保持電圧0.9V

A減速区間への供給電圧調整
抵抗値:20Ωで速度が約1/2
B信号機LEDへの供給電圧調整
抵抗値:300ΩでLED電圧2.0V

Cフォトカプラによる検知確認
2009.04.07

フォトカプラは、扱った事がありません。
何とか検知してくれれば良いのですが。
バラ配線
ヘッドライト消灯(無検知)
12Vレンジ:コレクタ電圧5V
ヘッドライト点灯(検知)
0.3Vレンジ:コレクタ電圧0.04V
一発で車両を検知してくれました。
大成功!(^o^)(^o^)
後は、トランジスタで増幅してリレーを動かすだけ。
いよいよ量産体制です。
[給電部製作]
2009.04.10
この基板は、レールへの電源の供給と列車検知の一部を兼ねています。
検知用ダイオードは、レールが短絡しても許容できる様にブリッジダイオードを使用し、内部並列接続で定格4A×2=8Aとしました。
此れで、ダイオードより元の電源がシャットダウンしてくれます。
レールへの供給回路は、電圧降下を考慮し太めの0.75を使用し、間違えないよう場所毎に色分けしてあります。
[制御基板製作]
2009.04.12〜21
ポイント制御盤と同様、部品の取替えが簡単にできるプラグイン方式としました。
但し、事前の加工処理が大変、楽をするには仕方のないことです。
リレー、トランジスタ、フォトカプラの抵抗以外は、すべて。
こんな感じ
ピン取付け全体
トランジスタ
フォトカプラ
サイリスタ
あ〜、疲れた。
年寄りにはキツイですね。

でも、あとの事を考えると仕方ないでしょう。
@[メイン制御基板]
(裏面)
電流検知ダイオードより入力
ポイント連動リレーより入力
減速・停止区間へ給電
信号機へ出力
A[ポイント連動リレー基板]
(裏面)
此れでプリント基板の製作は、すべて終了。
結構ボリュームがあり疲れましたです。
後は、絶縁ジョイナーでレールを区間毎にギャップを切る作業です。

レールへの給電は如何しましょうか?
S246しかない給電レールは使いたくないし、半田付けそれとも...
[給電レールの細工]
2009.04.25
手馴れたICピンが丁度良いのかなア〜。

で、レールに横穴をあけて、こんな格好に上出来です。
此れで給電線が脱着可能になったし目出度し目出度し!

この調子で量産すればOK。
[基板の取付け]
2009.04.29
ところで、メイン制御基板は線路を横断して取付けたいのですが、如何しましょうか?
(信号機も取付けたいので)
さてさて、何を使って横断させるか考えどころです。
2009.05.06〜07 真鍮のL型鋼と4mmの銅パイプでラック状に組んでみました。

此れで
@基板も取付けられる。
A給電線の配線もラック上で。
B柱に信号機も取付けられる。
高さもピッタリ上出来でしょう。
[給電配線工事]
2009.05.10〜19

[プリント基板の連結]
2009.05.28
いよいよ、ギャップを切って配線工事です。

ビス止めしたレールを外すのが大変ですが...
あと、もう少し頑張らねば!!
昼間は野良作業、鉄道は夜間作業にならざるを得ません。
結局、全閉塞区間の給電配線には10日間を費やしました。

プリント基板の連結↓
やっと各基板が繋がりましたが配線が束に、見栄えは如何でも..
残るはポイント制御盤の改造のみ。
頑張るぞ〜。
[ATS動作確認]
2009.05.28〜29
信号機の変わりにLEDを取付け、動作確認。
基板間の誤接続がありましたが、何とATSとして動きました。
大成功、やれば出来るものですね(^o^)(^o^)。

此れで酔っぱらって運転しても、追突による車両破損がなくなるでしょう。
目出度し目出度し!!
[信号機製作]
2009.05.30
この手の工作は苦手ですね。
縮尺からすれば3mmφを使うところですが、よく見える様に5mmφのLEDを使用しました。
リード線は、4mmφの銅パイプの中を通す事で見栄えが多少..
最初、0.3mmの銅板にドリルで穴をあけたのですが、板が曲がって使い物にならず。
結局、工作紙を使う事に。
綺麗にあけられる様に「穴あけポンチ」を使いバッチリ。
[信号機取付け]
2009.05.31
↑↑ 3番線4番線の場内信号
3番線に113系がいますので、[]になりました。やれやれ!
3番線4番線の出発信号 ↑↑
113系がいる3番線は、当然ですが[青]良い感じですね。
[ATS動作]

2009.12.28写真掲載
場内信号が3番線4番線とも[]です。

[条件]
ポイントは3番線、しかし3番線は455系が在線。
そこへ列車が無理やり進入。
通電停止しでライトも消灯、強制停止です。
此れで追突事故もなくなりました。
ポイント操作で4番線が[]になりました。
運転再開です。
電源も供給されライトも点灯、出発進行。

駅構内だけですがATSを導入して良かったですね。
2009.11.20
ポイント障害
ポイントが動かない。
配線ではなさそうだし。
とりあえず、サイリスタを取替えてと。
案の定サイリスタでした。
作業時間ももの30秒、予備は有るしICピンにしておいて正解でしたね。
☆鉄道模型
ATS(自動列車停止)制御
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