項目 | 作業項目 | 写真1 | 写真2 |
写真3 | 写真4 | ||
老後を考えた 2012.10.上旬 |
この写真の左側はR4国道で高低差が約8mもあり、奥(南側)はJR両毛線で如何にもならない土地なのであります。 しかし、R4国道に面している事で路線価が適用されて年金からでは払えない固定資産税を課せられているのです。 現在は野菜を作っていますが、これから歳をとるばかり「死ぬまで草取り」冗談じゃないよね。 |
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如何する | 草取りをしなくて且つ稼いでくれるものはなかろうか。 てな訳で、思いついたのが今流行の太陽光発電なのであります。 |
少しでも税金の足しになればなア~。 | |
太陽電池モジュールは? | ①結晶シリコン系 ②CIS(銅・インジウム・セレン)系 のどちらにするか。 |
結晶シリコン系の場合、セルが断線したときパネル全体が発電出来なくなる可能性があるのかなア~。 という事で、CISモジュールにする事にした。 |
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発電規模&お勉強 | 固定資産税の足しにするなら、年間50万円以上を稼がないと意味ないなア~。 勉強させて戴いたサイトの紹介です。 「エコ丸」さんのサイトは、太陽光発電について懇切丁寧に説明されているため「やるやらない」の決断するには大変参考になると思いました。 |
大雑把な計算ですが、システム1Kw当たりの ・栃木県の年間発電量:1,080Kw と仮定した場合 ・売電料金: 40円×1080Kw=43,200円/Kw となると、12~15Kwの発電量が必要。 |
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設置場所の確保(伐採) 2012.10.中旬~11.中旬 |
現状(10月中旬):→→→ | 伐採後(11月中旬): | |
(南西方向) | |||
両毛線からすっかり丸見えになって... 丁度、高崎車両センター(旧新前橋電車区)の115系が通過。 |
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(南方向) | |||
キウイの棚を支えていた鋼管柱4本も倒されて、すっきりしましたねエ~。 | |||
(南東方向) | |||
此処もボサボサで「かりん」他を伐採する予定、手を入れないとダメだなア~。 |
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(東方向) | 関係のない場所ですが我が家の「ご神木」、樹齢100年位の赤松(女松)です。 | ||
伐採処理 | 伐採した枝は堆肥にして土に戻すため、機械で処理します。 手前が60mmφ以下の中太枝、チッパーでポテトチップ状にします。 奥は20mm以下の小枝と葉っぱ、カッターで10mmに刻みます。 |
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①左奥:田んぼで集めた稲わら ②真中:中太枝のチップ ③右奥:刻んだ小枝と葉っぱ |
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上記の3種類をミキサーで混合し、積み上げた堆肥。 結構、疲れましたね。 |
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さすがに広々としましたが... 問題は4本の鋼管柱をどのようにして抜柱するかです。 |
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鋼管柱の抜柱 2012.11.08 |
柱を倒しました。 この鋼管柱4本を抜くのには苦労しましたが、段取良く半日で作業終了やれやれ。 ここまで約1ヶ月間の重労働、ガラクタの片付けが残っていますが先が見えてきました。 これで業者の現地調査が出来るかなア~。 |
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隣地の伐採 2012.11.25~12.27 |
太陽光発電には無関係なのですが、伐採の延長で今やって置かないとダメかなア~。 現在のこの土地の持ち主は、東京の会社なのですが前の持ち主から数十年ほったらかしの有り様で、まるで藪の状態。 このままでは、 ①子供の火遊びで山火事になったら大事。 ②我が家から根が出て行った「孟宗竹」が、また屋敷に戻って来ては如何にもならない。 ③藪蚊発生の根源 ④竹、雑草の落ち葉 など、問題山積。 |
なので、伐採序でに綺麗にする事にした。 とは言うものの、大変な重労働を覚悟しなくてはならない。 ところで、伐採した竹など如何すれば良いのさ。 「ロケットストーブ」の燃料にするしかないのかなア~。 |
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現状(11月下旬):→→→ | 伐採後(12月下旬): | ||
竹の子の恩恵は無くなるが、此れは仕方あるまい。 70歳を過ぎたら出来る作業ではなかろう。 鉄道はさて置いて、此方を優先すべし。 上下の写真が12月27日現在。 枯れ木の処理が残っていますが、今までとは雲泥の差すっかり綺麗になりました。 |
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現場調査の結果 2012.11.28 |
見積もりを依頼した業者は5社。 ・音沙汰なしが1社。 ・現場調査に来たがその後音沙汰なしが2社。 ・発電規模と基礎工法を提示した業者が1社。 ・概算見積もり提示が1社(12/8)。 |
理由は、 ①忙しくて手がまわらない。 ②地上設置となると施工出来ない。 などの2つでしょうか。 |
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(発電規模) | 155wモジュールもしくは160wを124枚が限界でしょうか。 0.155wX124枚=19.2Kw となります。 |
1Kw当たりの年間発電量を1.080Kwと仮定した場合、年間発電量は、 1.080KwX19Kw=20.520Kw 20.520KwX40円=82万円 十分な数字なのですが問題は懐具合、見積もりが出てきてから検討する事にしましょう。 |
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(基礎工法) | 自分ではコンクリート基礎と思っていたのですが、金属杭工法なるものがあるのですね。 | 最大のメリットは、 ①工期の短縮 ②将来、撤去する場合の原状回復が可能 是非、この工法で施工したいものです。 |
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概算見積もり 2012.12.08 |
12月段階で概算額が出ないと2013年3月までに東電への連系申込みが間に合わないでしょう。 12月8日時点で概算額を提示できた施工業者は「JIM」の1社のみでした。 |
[発電規模] 0.16KwX96枚=15.36Kw |
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発電シミュレーション | 発電規模が確定したので、シミュレーションしてみる事にした。 郵便番号を入力すると発電量を計算してくれます。 [条件] ・パネル方位:南 ・パネル角度:20度 ・パネル容量:15.36Kw |
[栃木県小山市の発電量] 2002~2011年までの10年間の 平均値:16,410Kw ソーラーフロンティアの場合、1割以上アップする事もある様なので 16,410KwX1.1=18,050Kw [売電価格(年間)] 18,050KwX40円=722,000円 という事になれば良いのですが... |
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系統連系の問題点 ①パワーコンディショナの電圧抑制 |
電力会社の供給電圧が規定電圧より上昇するとパワーコンディショナが抑制してしまう。(電気が流れない) つまり、発電していても電気が売れない状況。 電気の使用量は日々刻々と変動し、それに伴い供給電圧も変動する事になる。 電力会社との系統連系は、難しい問題です。 茨城県の方の事例で、対処方法は、 ①変圧器のタップを下げる。 2006年の事で東電の状況も変わって、現在でも対応してくれるのでしょうか。 |
対策としては、 ①変圧器のタップを下げる。 問題点:近隣の大容量負荷設備(工場など)がフル稼働している時には、供給電圧が低くなってしまう。 しかも工事中は停電、これは不味い。 ②パワーコンディショナの出力制御電圧整定タップを上げる。 問題点:高い値を設定すると近隣の需要家に高電圧の電気を供給することになる。 ③自宅専用の変圧器を設置する。 費用は勿論自分もちですが、此れが一番確実でしょうね。 |
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(参考) | (電気事業法二十六条) (施工規則四十四条)に「標準電圧100Vの場合、101Vの上下6Vを超えない値が維持すべき値」 |
即ち、95V~107Vが電力会社が供給する電圧と言うことになり、±6Vで最大12Vの差がある訳です。 系統連系では、単相3線接続になるので202V±20Vになるでしょうか。 |
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②同一バンクの問題 | ・同一バンクとは、 高圧6600Vから変圧器を介して、単相3線の210/105Vを数軒の家に供給する配電線(ライン)。 ・パワーコンディショナの機能として、 電力会社の供給が停止したときにインバータを速やかに停止する重要な機能がありますが、この停電時に起こりうるとの事です。 |
何故問題なのか? 発電所が増えて同一バンク内に複数のパワーコンディショナが設置されていた場合、パワーコンディショナ同士が互いを系統と勘違いして、「系統は停電していない」と判定した場合です。 この場合、インバータがストップしないのです。 となると、事故箇所の復旧に向かう工事人が感電の危機にさらされてしまうことになり大変な事態になるという事が想定されます。 この問題は、①パワーコンディショナの電圧抑制にも関係してくる事にもなりますね。 |
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上記の様に、いろいろ問題点が出てきました。 太陽光発電について、今まで簡単に考えていたきらいがあった様です。 |
[太陽光発電システムの総合サイト]の <さまざまな問題と考え方>を拝見して系統連系で非常に厄介な事象が起き得る事を認識した次第です。 上記の文言も管理人さんの文章を引用させていただきました。 |
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配電系統 2012.12.30 |
東電と系統連系の話をするにしても、自分がある程度配電についての理解をしていないと話しにならないでしょう。 そこで、素人なので記述の間違いがあると思いますが、「配電系統図」を書いてみました。 |
[参考資料]: ①第1種電気工事士技能試験 ②内閣官房 国家戦略室(資料4-2) 配電系統における電圧上昇抑制のための対策 |
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機器構成/概略設計 2013.01.03 |
実際に施工を手掛けている方から重要なアドバイスをいただきました。 1.架台構造計算検証 (間違うと飛散,転倒) 2.太陽電池モジュール自体の設計検証 (間違うと火災) これらをおろそかにすると自損のみならず波及型事故になる恐れがある。 |
これは大変な大事です。 ①の架台は、自分では如何しようもない。 ②のモジュール設計は、何とかなる。 モジュール3枚直列の開放電圧は、330Vにもなる高電圧で、まかり間違えば機器が焼損してしまう。 てな訳で、検証のためにも概略設計をしてみた。 |
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命名(発電所名) 2013.01.07 |
名称:CIS思川 太陽光発電所 [理由] CIS:モジュールの方式(銅・インジウム・セレンの略) 思川:東電の配電線の名称が「思川線」 |
一寸早いかも知れないが、序でに年間発電量の表を作ってみました。 今はシミュレーションのみですが... |
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契約見積もり 2013.01.08 |
多少の変更が見込まれますが、工事契約額が確定しました。 地上設置の場合は、基礎工事と架台工事があり屋根設置より割高になりますが44万/Kw当たりといったところです。 その他の費用として、東電と系統連系するための工事費が発生します。 ①発電所専用の変圧器の設置。 ②変圧器を搭載するため、長尺の電柱に建替えが必要。 |
20年間大きな出費がないと仮定して、こんな計算をしてみた。 売電額:65万円/年(シミュレーション値) 創設費:630万円 ①回収期間:630÷65=9年8ヶ月 10年で回収した後の10年は、 ②運用利子:65÷630=0.1 約1割の配当と同じになる計算。 そんなに甘くはないでしょうね。 |
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東電の現場調査 2013.05.16 |
東電がやっと現場調査にきた。 電柱の建替えは、当初2本建替えが必要と言われていたのですが、1本で済みそうです。 樹木の伐採は、 ①アメリカ・ハナミズキ 1本 ②ヒメシャラ 2本 ③松と桜の枝を少々 |
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