[ロケットストーブ型
薪ストーブ  コロケットR330N]
[コロケットR330Nメンテナンス]
項目 作業項目 写真1 写真2
写真3 写真4
ロケットストーブ型
薪ストーブ
コロケット「R330N」
薪ストーブの入れ替え
2022.12.19
[経緯]:
2015年に籾殻燻炭を作るため、物置にロケットストーブを設置した事がきっかけで、燃焼効率が良いロケットストーブに嵌った。
しかし、2015年当時実用化されたロケットストーブ型薪ストーブは、市場に存在しなく、やむなく茂木製作所のMD80Uの導入に至った。
偶々、ネットでロケットストーブ型薪ストーブを検索していたところ、大坂の堺市にある「コロケット社」が製造している事を知ってしまった。

2015年に導入した、茂木製作所のMD80Uをコロケット社のR330Nに入れ替えた。
同社に問い合わせをして、僅か3日目の2022.12.19の事。

取り外したMD80U

据え付けたR330N
「R330N」の構造
まさにロケットストーブそのものです。
開発された川村さんに、感謝・感謝ですね。
  巡航運転:450±50℃
2022.12.20

我が家の場合、農家づくりの家で玄関の土間に設置しているため、天板の温度が450±50℃で運転しないと、家中暖房にはほど遠い。
物体の表面温度に対する放熱量」の関係
鋼板製の薪ストーブの巡航運転の温度450±50℃に対し、鋳物製の薪ストーブの巡航運転の温度は250℃前後、約4倍の放熱量となります。

400±50℃

空気口の間隙;約10mm
煙突ダンパーについて
焚き付け〜350℃くらいまではダンパーは全開、送風ファンも稼働させて、どんどん温度を上げる。

その後、燃焼が安定すれば、ダンパーを全閉にした方が、煙突に排出される熱が減り、放熱筒の温度がより安定する様です。
  送風装置のプチ改良
2022.12.21
理詰めで良く考えられている送風装置、隙間がありエアーが漏れている。
手元SWを取り付ける序に、送風ファンの隙間を隙間テープで塞ぐ事にした。
送風パイプも隙間がある。
パイプの外径が34mmφに対し、、送風ファンの内径が38mmφ。
パイプにマスキングテープを巻いて、隙間を塞ぐ事にした。
    隙間なく送風パイプと送風ファンを密着させたので、送風ファンを回転させると炉内の送風パイプも回転させられる。
熾火対策(その1) 送風機
2022.12.21
一日中焚いていると、熾火が溜まり新たな薪が投入できなくなってしまう。
そこで送風装置の出番、送風ファンを回転させてパイプにあいている穴の位置を変えて、熾火を効率よく燃焼させる事にした。

鍛冶屋さんが使う「ふいご」の発想、素晴らしいです。
炉内に隙間ができるので、問題無く薪の追加投入ができる。
素晴らしい燃焼です。

ビバ!!(イタリア語で万歳)コロケット
熾火対策(その2) ロストル
2023. 1.XX
導入から1ヶ月が過ぎコロケットの癖もだいぶ解ってきたところで...
  設計図
2023. 1.XX
灰が溜まってくると、熾火の燃焼の妨げになる様なので、熾火と灰を分離させるためロストルを作る事にした。
  溶接作業
2023. 2.11
使用部材:
@ステンレス丸棒8mmφ
  1000℃に耐えるSUS310S
AL型アングル3mmX20mmX20mm
B溶接棒:神戸製鋼NC-39

反った歪は、万力にくわえて「グイグイ」と...
    見栄えを良くするため、L型アングルに8mmφの穴をあけ、裏打ち溶接にした。
素人溶接で汚いけど...
ロストルの検証
コーティング剤(セラコート31)
2023. 2.12
1000℃に耐えるSUS310Sと言えども、超高温にさらされると腐食するので、1300℃に耐えるコーティング剤を塗る事にした。
コーティング剤:オーデック社「セラコート31」
  炉内に装着
2023. 2.13
計算通り、炉内にピッタリ納まりました。
悪い方向にはいかないと思うけど、これで燃焼のし方が、如何変わるでしょうか。
  ロストルの効果検証
2023. 2.13
ロストルで灰と熾火が分離できるので、一次燃焼用の送風パイプの穴が埋まる事もなく、送風パイプからの空気がロストルの下から熾火に送られるため、500℃での燃焼がより安定してきた様です。 巡航運転(450±50℃)に至るまでの時間が、若干遅くなる様な気もするけど、ロストルの装着は正解でしょう。
高温腐食対策
(その1)
「セラコート31」はNG
2023. 2.18
使用したコーティング剤のセラコート31、剥げ落ちるので発売元のオーデック社に問い合わせたところ、耐熱温度はクリアしてもロストルの温度変化による膨張/収縮の繰り返しで剥離するとの事。 オーデック社には、温度変化が激しいロストルに対応出来るコーティング剤は無いらしい。

別な対策を考えなければならない。
高温腐食対策
(その2)
セメダインの「耐火パテ」
2023. 2.21
剥がれるのであれば、接着剤でしょ。
発想の転換で思いついたのが、手元にある耐熱温度が1100℃のセメダインの「耐火パテ」。
「耐火パテ」の主成分は、アルミナ(酸化アルミニウム)なので、温度で心配する事はないでしょう。
  耐火パテも剥離してNG 「耐火パテ」は粘土状なので、水で溶いて液状にし、スプレーガンで塗装してみたが...
セラコート31同様に剥離してNG。
高温腐食対策
(その3)
「キャスコンL-80F」
2023. 3.14
耐火キャスタブル類を扱っている「遠州産業」から、問い合わせの返事があり、製造元の「日本キャスタブル工業」から刷毛塗りができる「キャスコンL-80F」の無料のお試し用を送ってくれる事になったけど...
しかし、これまた剥離してNG。
刷毛塗りができるコーティング剤は、剥離して全滅。
コーティング剤がダメなら、ちょっと個人には高価だと言う「溶射コーティング」について、小物も扱っている大阪堺市の施工会社、「日本鋳造技術研究所」に問い合わせをしてみた。
高温腐食対策
(その4)
耐熱塗料 問い合わせについての回答⇒⇒ 社長さん直々にご丁寧な返事をいただきました。
@「加熱・冷却が繰り返される薪ストーブのロストルは、劣悪な環境下でたとえ溶射コーティングをしたとしても難しいでしょう」との事。
A「コーティング剤が剥がれるなら、耐熱塗料を使ってみては如何でしょうか」。との趣旨の内容。

経験を踏まえて、素人相手にわざわざ調べて下さったのでしょうね。
有り難い事です。
  「黒体塗料 JSC-3号」
2023. 3.14
耐熱塗料についても、コーティング剤同様に以前から調べていたのですが、耐熱温度が1000℃以上の物は炉を扱う重工業用と言う事で、個人への販売は出来ないとの事。
個人で入手できる塗料は温度が1000℃以下で話にならなかった。
そこで徹底的に検索したところ、異業種の放射温度計を製造している「ジャパンセンサー」社で、被測定物体の温度を正確に測定するために開発した特殊塗料、「黒体塗料 JSC-3号」を見つけました。
  この「黒体塗料 JSC-3号」は、24時間の自然乾燥後、150℃位で焼き付けをする様にとの事。
トーチバーナで念入りにしました。
  今回の私の様な高温腐食対策を目的とした製品ではないので、半信半疑だったのですが...
塗料の剥離なし。
  異業種の会社の製品で、且つ使用目的も異なる製品が、高温腐食対策になるとはビックリ、世の中すてた物じゃないですね。 今後はメンテしながら使って行く事になりますが...
@ロストルに付着した灰は、綺麗に取り除く。
Aロストルの連続使用は避けて、毎日予備と取り替える。
B剥離を確認したら、剥離したところにその都度この特殊塗料を塗布する。
  「黒体塗料 JSC-3号」(その2)
2023. 3.28
スプレー塗布なので塗膜が薄く耐久性が担保できない。
2度目の塗布をして、放熱筒の上で焚き付け中、温度は約250℃。
 
       
       
       
  灰の量と燃費効率
2023. 2.14
ロストルを装着後、灰の量は半分以下になり、燃え残りの炭も激減。
ロストル上の熾火に下から空気が送れるので、より高温での燃焼が可能になったと言う事でしょう。
    モキ製作所のMD80Uの1日の薪の消費量は、農家で使う野菜の収穫コンテナで4〜6ケース消費していたけど...
コロケットに替えてから2〜3ケースどまりで、燃費は今までの1/2に向上。
運転の温度と燃費は反比例の関係だけど、煙突ダンパーにより煙突からの放熱を極力抑え、ヒートライザーや放熱筒に熱を溜める事で、空気の流入を抑えても、無煙で運転が可能になる。
乙守が楽
2022.12.24
モキ製作所のMD80Uの時は、450±50℃の巡航運転を維持するのに、薪の追加投入を怠ると直ぐに温度が下がるため、乙守が大変だったけど...

コロケット
にしてからは、450±50℃を維持するのが楽ですね。
それは炉の構造にある。

モキMD80Uは鋼板1枚なのに対し、コロケットは炉本体と放熱筒のヒートライザーが、「耐火キャスタブル」と言う耐火セメントで覆われている事だ。

耐火セメントが暖まるのに少々時間がかかると思いきや、燃焼効率が優れているので、立ち上がり時間もモキMD80Uとさほど変わらない。
400±50℃で巡航運転中の煙
2022.12.25
撮影時の条件:
@ダンパーは全閉
A空気口は10mm開放
B送風機も電源OFF
の状態で薪を2本追加投入、煙なし完璧です。

モキMD80Uの時は、薄っすらと煙が出たけど...
空気口の開口目安
2022.12.25
空気口の開口の間隙は、適当と言えば適当なんだけど、目安として「セメダインの耐火パテ」で定規を取付けてみた。
☆工作物
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